マッキンゼー式 世界最強の問題解決テクニック

マッキンゼー式
世界最強の問題解決テクニック

イーサン・Ｍ・ラジエル　ポール・Ｎ・フリガ
嶋本恵美　上浦倫人　訳

評価：★★★★☆


世界的に有名なコンサルティング・ファーム、マッキンゼーで使われている方法を紹介した本です。

実際にマッキンゼーの”卒業生”にアンケートをとり、マッキンゼーでのどんなやり方や考え方が、キャリアや組織に応用できるかを論じています。

特に強調されているのが、問題の構造を把握すること。

そのために利用されているのが、ＭＥＣＥ（Mutuually, Exclusive, Collectively Exhaustive）。
互いに重ならす、すべてを網羅する、マッキンゼー式思考プロセスの基本の一つということです。

構造を利用して、思考を強化することができると述べています。

このＭＥＣＥを活用することで、問題の範囲を明らかにし、構成要素に分解し、解決策に向けた当初仮説を立てられるようにするそうです。

論文を書くときと同じかなぁ、と勝手に解釈しています。

まず仮設を立て、それを証明するための事実・データを収集、分析し、結論を導く。

ただ論文と違うのは、クライアントのビジネス上の問題、あるいはニーズを解決するために行うものであるということです。

意思決定をスピードアップことが求められますし、絶対的正確さを目指さすことは必要とされません。

論じるのではなく、解決のための提案が求められる。

そういう意味で、マッキンゼーのやり方を学ぶことは、大きな意味があると思います。

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１．問題の構造を把握する
　１．構造を把握する
　２．当初仮説を立てる

２．分析を計画する

３．データを収集する
　１．リサーチの戦略とツール
　２．面接のテクニック
　３．ナレッジ・マネジメントを究める

４．分析結果を解釈する
　１．データを理解する
　２．最終結果を生み出す

５．最終結果をプレゼンテーションする
　１．プレゼンテーションの構造
　２．同意を得る

６．チームをマネジメントする
　１．チームを編成する
　２．コミュニケーションを促進する
　３．きずなを育てる
　４．成長を促す

７．クライアントをマネジメントする
　１．クライアントを獲得する
　２．クライアントとの関係を調整する
　３．クライアントを保持する

８．あなた自身をマネジメントする
　１．職場での生活

タグ：コンサルティング マッキンゼー ビジネス